時間研究 Time Study

ぼくの時間研究は、キューバにおけるフィールドワークから始まりました。キューバのリズムを体験したことから「時間とは何だろう」という疑問が湧いてきました。その独特なリズムは、時間が歪む感覚を与え、クラーベという拍子木による不等間隔のリズムに満ちています。世界中で同期している普遍的な時計の時間でもなく、個人が感じる過去、現在、未来という主観的な時間でもない第3の時間をE系列の時間と名付けました。それは、ヒトや生物が個体同士のコミュニケーションを図るときに生まれる時間のことを言います。会話をしているとき、ペアでダンスをしているとき、一緒に物を持ち上げ運ぶとき、歩幅を揃えて2人が歩くときなど、このE系列の時間を使っています。E系列の時間論は、臨床科学や生物の行動学、生態学などにおいて有効な概念であると考えています。

 

 

 

 

 

 

以下はアクセス可能な論文です。

Date Title
2018.9 共創の時狭間 -素の時間、二人称の時間、E系列の時間- ( PDF)

特集/東洋の英知と西洋的精神医学の接点『こころと文化』 Vol.17 No.2 P. 142-148 2018


2018.4.9 Time from Semiosis: E-series Time for Living Systems ( PDF)

Naoki Nomura, Tomoaki Muranaka, Jun Tomita, Koichiro Matsuno. Biosemiotics.  pp.65-83.  2018


2017.6.5~6.11 Biosemiotics(生命記号論)2017 学会発表 ( PDF)

スイス、ローザンヌ


2016.01 Synchronicity as Time: E-Series Time for Living Formations ( PDF)

Naoki Nomura、Koichiro Matsuno, Cybernetics &Human Knowing, Volume 23, Number 3,  pp. 69-77. 2016


2016.11.11~11.13 ポスター発表 (Time As Linguistic Systems: A New Outlook For Chronobiology?) ( PDF)

日本時間生物学会/名古屋大学


2016年7月 「父と娘の対話による学び―時間はひとつか」 ( PDF)

CEL(Culture,Energy & Life) vol.113 pp36~39


2016年1月 E-series Time as Prolegomena to McTaggart’s A- and B-series Time ( PDF)

Naoki Nomura、Koichiro Matsuno 名古屋市立大学大学院人間文化研究科『人間文化研究』抜刷 25号


2015年3月 E系列の時間とは何か―「同期」と「物語」から考える時間系 ( PDF)

野村直樹、橋元淳一郎、明石真 『時間学研究』第8巻 P37~50