ベイトソンセミナー Bateson Dialogue Seminar

ベイトソンセミナーとは?

イラスト:BJHON 洋子

ダブルバインド理論で知られるグレゴリー・ベイトソンは、文化人類学を皮切りに、その研究領域は広く精神医学、コミュニケーション理論、サイバネティクス、生物学、進化論、認識論、エコロジーにまで及んでいます。20世紀を代表する思索・思想家で、生命記号論や臨床科学の分野に大きな影響を与え続けています。彼の学習理論は、生物の生態にまで応用される一方、そのコミュニケーション理論は、精神医療における認識論的基盤となっています。ファミリーセラピー、ブリーフセラピー、ナラティヴセラピー、オープンダイアローグは、ベイトソンの理論に支えられて発展してきました。
このセミナーは、その英語名をBateson Dialogue Seminarと言って、ベイトソンの本を対話形式で学ぶ勉強会です。彼の書いたものを学び語り合うことで、「分からない」、「難しい」と言われることの多いベイトソンをより身近に感じてもらえることと思います。

 (ベイトソンセミナーのこれまでの開催情報は、以下をご覧ください。 その他の講演・セミナーのこれまでの開催情報は、こちらをご覧ください。)


次回開催情報

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これまでの開催情報

開催回 開催日 会場 内容
第63回 2022年7月21日(木) 名古屋市立大学 教養「人類学」授業にて 『精神の生態学』より「輪郭はなぜあるのか」
第62回 2021年9月23日(祝、木) ZOOM開催 『精神の生態学』より「輪郭はなぜあるのか」
第61回 2019年11月9日(土) 家族療法研究会in滋賀/湖南クリニック(大津) 『精神の生態学』より「学習とコミュニケーションの階型論」、『みんなのベイトソン』
第60回 2019年8月3日(土) 臨床の記述研究会(高槻) 『精神の生態学』より「ものはなぜゴチャマゼになるのか」
第59回 2019年3月16日(土) 第7回ナラティヴ・コロキウム(駒澤大学) 『精神の生態学』より「自己なるもののサイバネティックス」
第58回 2018年9月21日(金) オープンダイアローグ研究会(名古屋) 『精神と自然』より「変換プロセスの記述と分類は、その現象に内在する論理階型のヒエラルキーをあらわす」」
第57回 2018年3月10日(土) 第6回ナラティヴ・コロキウム(駒澤大学) 『精神と自然』より「精神過程を見分ける基準1~4」
第56回 2017年 12月24日(日) 原宿カウンセリングセンター 『精神と自然』より「世界の重なりを見る」
第55回 2017年9月17日(日) 心理技術研究会/板橋 『精神と自然』より「誰もが学校で習うこと」
第54回 2017年7月9日(日) オープンダイアローグネットワークジャパン(オープンクラス)/東京大学駒場 「ベイトソン、バフチン、ジョン・ショッターから学ぶこと、 そして、われわれが臨床の基礎とすべきダイアローグ実践の専門性について」
第53回 2017年3月4日(土) 第5回ナラティヴ・コロキウム(駒澤大学) 『精神の生態学』より「サイバネティックスの説明法」
第52回 2016年12月4日(日) 心理技術研究会/板橋 『精神の生態学』より「冗長性とコード化」
第51回 2016年9月10日(土)  ACTIPSセミナー/昭和女子大学 「ベイトソンからオープンダイアローグ」
第50回 2016年8月6日(土) + 臨床美術 SAKURA SIDE TERRACE 『精神の生態学』より「輪郭はなぜあるのか」
第49回 2016年8月2日(火) 首都大学東京 『精神の生態学』より「精神分裂症の理論化に向けて」
第48回 2016年7月31日(日) 日本ブリーフサイコセラピー学会自主シンポジウム ベイトソンセミナー+オリジン1
第47回 2016年7月5日(火) 精神医学の社会的基盤研究会(東京大学) 「なぜベイトソンのダブルバインド理論はオープンダイアローグにとって必要か」
第46回 2016年6月26日(日) 原宿カウンセリングセンター 『精神の生態学』より「ゲームすること、マジメであること」
第45回 2016年6月19日(日) 広島ファミリールーム 『精神の生態学』より「精神分裂症の理論化にむけて」
第44回  2016年6月4日(土) 名古屋大学医学部(名古屋) 『精神の生態学』より「輪郭はなぜあるのか」
第43回 2016年5月21日(土) SAKURA SIDE TERRACE(名古屋)

『精神の生態学』より「輪郭はなぜあるのか」
第42回 2016年3月6日(日) 第4回ナラティヴ・コロキウム(駒澤大学) 『精神の生態学』より「物はなぜゴチャマゼになるのか」
第41回 2016年1月30日(土)、31日(日) システムズアプローチ研究所(大阪)
『精神の生態学』より「本能とは何か」、『形式・実体・差異」
第40回 2015年12月 オホーツク医療環境研究講座(北海道、北見赤十字病院) 『精神の生態学』より「フランス人の手ぶり」
第39回 2015年11月 臨床の記述研究会(東京) 『精神の生態学』より「知識の量を測ること」
第38回 2015年9月 心理技術研究会(首都大学東京) 『精神の生態学』より「形式、実体、差異」
第37回 2015年7月 名古屋高年大学(名古屋) 『精神の生態学』より「輪郭はなぜあるのか」
第36回 2015年6月 名古屋高年大学(名古屋) 『精神の生態学』より「知識の量を測ること」
第35回 2015年5月 名古屋大学医学部(名古屋) 『精神の生態学』より「ゲームをすること、まじめであること」、「知識の量を測ること」
第34回 2015年3月 札幌医科大学大学院(札幌) 大学院講義「ベイトソン眺望―進化する臨床の言葉」
第33回 2015年2月 日本精神保健看護学会(東京医科歯科大学) 「臨床場面におけるコミュニケーション」
第32回 2014年11月 臨床の記述研究会(愛仁会リハビリテーション病院/高槻) 『精神の生態学』より「輪郭はなぜあるのか」
第31回 2014年9月 心理技術研究会(東京) 「ダブルバインドがもたらしたものは何か」『精神の生態学』より「精神分裂症の理論に必要な最低限なこと」
第30回 2014年7月 日本家族研究・家族療法学会(第31回神戸大会) 『精神の生態学』より「人が白鳥になる理由」
第29回 2014年6月 名古屋高年大学(名古屋) 「ナラティヴの視点からコミュニケーションを考える」
第28回 2014年6月 名古屋大学医学部(名古屋) 『協働するナラティヴ』
第27回 2014年5月 名古屋高年大学(名古屋) 「ナラティヴの視点からコミュニケーションを考える」
第26回 2014年5月 日本コミュニケーション研究者会議(愛知淑徳大学) 『協働するナラティヴ』
第25回 2014年3月 ナラティヴ・コロキウム(駒澤大学) 『協働するナラティヴ』
第24回 2013年12月 名古屋市立大学大学院人間文化研究科・グローバル社会と地域文化主催 『協働するナラティヴ』
第23回 2013年10月 岡崎北高校(岡崎市) 『精神の生態学』より「フランス人の手ぶり」を中心に
第22回 2013年9月 心理技術研究会(東京、秋葉原) 『協働するナラティヴ』
第21回 2013年5月 名古屋大学医学部(名古屋) 『みんなのベイトソン』
第20回 2012年12月 名古屋市立大学桜山キャンパス(名古屋) 「学習するってどういうこと?」
第19回 2012年9月 首都大学東京(東京)  「社会計画と第二次学習」
第18回 2012年6月 名古屋大学医学部(名古屋) 「学習理論」
第17回 2012年5月 実践心理学研究所(大阪) 『精神の生態学』より「遊びと空想の理論」
第16回 2011年9月 高橋規子心理技術研究所 (東京) 「学習とコミュニケーションの階型論」
第15回 2011年8月 西南学院大学(博多) 『精神の生態学』より「冗長性とコード化」など
第14回 2010年10月 メタデザインデベロップメント(大阪市) 『精神の生態学』より「フランス人の手振り」、「国民の士気と国民性」
第13回 2010年9月 高橋規子心理技術研究所 (東京) 『精神の生態学』より「ゲームすること、まじめであること」、「遊びと空想の理論」
第12回 2010年7月 名古屋大学看護学部(名古屋) 『精神の生態学』より「ゲームすること、まじめであること」
第9回~11回 首都大学東京(東京) 『精神の生態学』より「人が白鳥になる理由」、「フランス人の手振り」、「ゲームすること、まじめであること」「知識の量を測ること」
第8回 2009年11月 関西外語大学 (新大阪) 『精神の生態学』より「精神分裂症の理論に必要な最低限のこと」
第7回 2009年9月 高橋規子心理技術研究所 (東京) 「ダブルバインド1969」
第6回 2009年3月 ブリーフセラピー研究会 (東京) 『精神の生態学』より「形式、実体、差異」
第5回 2009年2月 日本ブリーフセラピー学会(横浜) 「学習とコミュニケーションの階型論」
第4回 2008年9月 高橋規子心理技術研究所(東京) 『精神の生態学』より「自己なるもののサイバネティクス」
第3回 2008年6月 日本家族研究・家族療法学会第25回大会(東京) 『精神の生態学』より「精神分裂症の理論化に向けて」
第2回 2007年9月 原宿カウンセリングセンター主催(東京) 「『精神の生態学』を読む」
第1回 2007年3月 システムズアプローチ研究所(京都)
「ベイトソンとは」